訳者(ナラティヴ実践家)と読むシリーズ

訳者(ナラティヴ実践家)と読むシリーズ

2 Seasons

「訳者(ナラティヴ実践家)と読む」シリーズについて

 書籍は一人で自分のペースで味わいながら読むことができるものです。意味深い文章を読みながら、それについて思いを馳せる時間を持つのはかけがえのないことです。このことを認識しながらも、同じ文章を一緒に読むことには意義や価値があります。その文章が難解で一人ではなかなか読み進めることができないとき、一緒に読み解くことには醍醐味が感じられるでしょう。また、大切だと思った文章、大袈裟に言えば、感動したところ/箇所を語り合い、その気持ちを共有することはうれしいものです

 専門書を読む場合に、治療的な姿勢、倫理観、社会正義など基盤となるものが書かれていても、読んだものの、別の世界でのことだとしてしまい、しっかりと受け取れないこともあります。このようなときに、技法的な側面だけに目を奪われるのではなく、臨床の基盤をなす理論にどのように取り組む必要があるのかについて、共に確認していく必要があるでしょう。

 ナラティヴ実践協働研究センター(NPACC)では、ナラティヴ・セラピーに関係する本、資料などの翻訳を手がけています。翻訳という作業では、著者の大切にしようとするところ、伝えたいと思っているところを、理解しようとしながら取り組む必要があります。それは、ナラティヴ・セラピーを実践する者として、読んでいくということに他なりません。つまり、書いてあることを書いてあるように理解し、実践につなげていくという姿勢を持つということです。書いてあることは書いてあることだけに済ませてしまい、自分の実践には反映されないものとするのは、逆の姿勢になってしまうかもしれません。

 この「訳者(ナラティヴ実践家)と読む」シリーズは、NPACCが手がけた書籍を一緒に読むというプログラムです。ファシリテーションを務める訳者は、文章を要約せずに読んでいきます。そしてその折々で感じたことや考えたことを共有していきます。このようなプレゼンテーションの後は、参加者が小グループに別れて、読まれたところについて、それぞれがどのように受け取り、どのようなことを考えたのかを共有して、その理解を深めていきます。

※ 本プログラムには、配付資料は添付されません。読みたい方は、書籍を購入していただくようお願いします。

Subscribe Share
訳者(ナラティヴ実践家)と読むシリーズ